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川口居留地研究会例会100回について思う        

                             川口居留地研究会代表 堀田暁生

 1983年7月19日に第1回研究例会が行われました。昨年11月に長崎で行われた『第14回外国人居留地研究会2022全国大会in長崎』は川口居留地研究会の第100回例会に当たります。

 発足当時にここまで続くとは誰も予想しなかったと思います。研究会は最初の頃、年3回のペースで活発に行われ、新聞等にも研究会実施の案内が出されたこともあって、市民の参加も多かったと記憶します。

 研究会は、居留地に淵源を持つ学校・病院・教会などで開催されることが多く、私などはそれまで足を踏み入れたことのない女学校に行けるのが楽しみでした。活動開始5年で機関誌の発行に踏み切りました。創刊号は勢いがありまたが、その後は原稿集めが厳しく、結局3号で休刊となりました。この40年間のエポックは1999年に居留地返還100年を記念した展示をWTC(大阪市の建物、源大阪府咲洲庁舎)の45階で行ったことでした。川口居留地に関係した絵画や写真、オルガン、ベルなどが展示され、大勢の人が足を運んでくれました。

このときに集めたものの図録をまとめるのが夢であり、そしてまた2回目の大きな展示をできるような研究会になればと願っています。

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